のぞみのドアから転落死か

 昨日の東海道新幹線の大幅遅延の原因がわかってきた。
24日午後9時18分ごろ、静岡県菊川市の静岡〜掛川駅間を走行中のJR東海道新幹線「のぞみ155号」で身元不明の男性が6号車の非常用ドアコックを操作し乗降口から転落したようだ。その時昇降口の閉確認のスイッチが作動し緊急停車したが、遺体は発見されず同列車は運行に問題がないことを確認し、約30分後に運転を再開した。
 後続の「こだま601号」が午後10時3分ごろ最徐行で「牧の原トンネル」内を通りかかったところ、線路わきに人が倒れているのを運転士が発見した。静岡県警菊川署は現場検証を行い、終了した25日午前1時24分、運転を再開したという。
 このトラブルで東海道新幹線は、上下線合わせて25本が最大で4時間40分遅れ、およそ2万3000人に影響が出たという。週末の夜、ギリギリの時間で帰宅する乗客の足は一人の男の飛び降り自殺と思われる事故で大きく乱れてしまった。