メタンハイドレートが紀伊半島沖でみつかる。

「燃える氷」ともいわれ、将来のエネルギー源として期待されているメタンハイドレートが、紀伊半島東側に広がる東部南海トラフに1・1兆立方メートル存在することが、経済産業省による委託調査で分かった。日本の天然ガス消費量の14年分に相当し、日本全体では100年分を超える資源量を期待できる。生産技術など乗り越えなければならないハードルは高いが、実用化できれば資源小国である日本が「資源大国」となる可能性も秘めている。


 1・1兆立方メートルというのはすごい量だ。1立方メートルのメタンハイドレートには170倍のメタンガスが凝縮されているという。だが喜ぶのは早い、まだ調査段階で実用化できるかどうかはまだ先の話。水深1000メートルの海底からどうやって取り出すのかがひとまずの課題であり、政府は予算支出の段階である。