Honda、暫定カラーのニューマシン『RA107』を発表

cobayan2007-01-26

ホンダレーシングF1チームはバルセロナ近郊のカタルーニャサーキットで、テクニカル・インサイトと名付けられた新車発表会を行い、ニューマシン「RA107」を発表した。今回お披露目したRA107は、実際に2007年を戦うカラーリングとは異なり、黒と白のテスト専用カラーリングを施している暫定カラーだ。しかし、重厚なメタルブラックの車はいかにも早そうで素敵だ。

 レースドライバー、ジェンソン・バトンルーベンス・バリチェロはHondaのフルワークス体制2年目のシーズンをどう乗越えるかを、具体的に語った。バトンはワールドチャンピオン獲得に向けて、みんなの努力で前進できるとのべるし、開幕が待ち遠しいとの手応えを語った。バリチェロはステアリングとサスペンションの相性を話し、ブリヂストンポテンザタイヤとの相性もよくなってるし、改善されたトラクションコントロールもタイヤの性能を最大限に発揮してるよと褒め称えた。

 中本修平 Honda Racing F1 Team シニア・テクニカル・ディレクターが言うには、新しい衝突テスト基準に合格するため、十分に安全性を確保すると同時に、空力面でのマシン効率を改善することが一番の課題であったと述べ、3月18日の開幕戦決勝レースまでに、RA107の性能をさらに高いものにしていきたいと誓った。