ホイットニー・ヒューストンさん、故郷で葬儀

 48歳の若さで急死した米人気歌手ホイットニー・ヒューストンさんの葬儀が18日、故郷のニュージャージー州ニューアークの教会で営まれた。

葬儀には親族をはじめ、音楽界などの著名人が多数参列。映画「ボディーガード」で共演した俳優のケビン・コスナーさんも出席し、「人々は君のことをただ好きだっただけではない。みんな君のことを愛していた」などと弔辞を述べた。

約4時間にわたった葬儀の模様は、テレビとインターネットで生中継されたが、教会周辺への一般の立ち入りは規制された。それでも、教会近くのカフェなどには多くのファンらが集まり、テレビで葬儀を見守った。

マイアミから駆け付けたというヘドウィグ・バートホールドさん(40)は、「レコードを買って、コンサートも見てきた。ここに来て最後のお別れがしたかった」と話し、歌姫の早すぎる死を悼んだ。

ヒューストンさんは、グラミー賞授賞式前日の今月11日、ビバリーヒルズのホテルで、客室のバスタブの水中に沈んでいる状態で発見された。死因については、毒物検査の結果を待つ必要があることなどから、特定には時間がかかるとみられている。

 人間は自分をコントロールすることが一番難しい。抱えている物が多いほど、大きいほど難しい。それが人間だ。何も持ちたくないものだ。