原発全面停止、結論を持ち越し=夏場の電力供給など見極め―中部電力

 中部電力は7日の臨時取締役会で、浜岡原発静岡県御前崎市)について、稼働中の4、5号機も含めて全面停止してほしいとの政府要請を受け入れるべきかどうか議論した。しかし、電力の利用企業や原発立地の地元、株主などに多大な影響を与えることから結論に至らず、持ち越した。8日以降に改めて取締役会で議論し、夏場の安定供給に本当に問題がないのかどうか慎重に判断する見通しだ。
 7日の取締役会は、水野明久社長らが出席して午後1時から約1時間半開催。原発停止分を補う火力発電所の供給能力や石油・天然ガスなどの燃料調達見通しに加え、火力の活用に伴う発電コスト上昇が業績に与える影響、新たな津波対策など広範な議論を行った。
 浜岡原発は、1、2号機が廃炉に向けて停止されており、定期点検中の3号機と稼働中の4、5号機を合わせた電力供給能力は360万キロワットに上る。これらを全て停止状態にすると、同社が想定する夏のピーク需要に対する電力供給余力はわずか20万キロワットしかなくなる計算だ。

 とうとう、直人首相 独断で決めてしまったようだ。時期が悪い、決めるのならもっと早く決めていればいいものを。これこそ人災、各社関東から中部・関西へ拠点を移そうとしている矢先に、今頃になって浜岡停止を要請した。
 消えた火がもう一度燃え様としている矢先に水を差す。浜岡で働く社員はどうするのか、中部電力の株主はどうなるのか、問題は深刻になるばかりである。

あぁ、〜あ。
まだまだ、帰休は続くのだ。