巨人・木村拓也コーチ(37歳)が死去 、くも膜下出血で

 4月2日のプロ野球・広島−巨人戦の試合前練習中に倒れ、広島市内の病院に入院していた巨人の木村拓也内野守備走塁コーチが7日、くも膜下出血のため死去した。37歳だった。球団が同日発表した。葬儀・告別式の日程は未定。

 木村コーチは広島市南区マツダスタジアムで行われた試合前のシートノック中に突然倒れ、市内の病院へ搬送。くも膜下出血と診断され、そのまま入院していた。

 木村さんは宮崎県出身。宮崎南高から90年にドラフト外日本ハムへ入団。捕手から野手へ転向し、94年オフには広島に移籍。内外野の複数のポジションをこなすユーティリティープレーヤーで、04年アテネ五輪日本代表にも選ばれた。06年シーズン中に巨人へ移籍。昨シーズン限りで現役引退し、コーチに就任していた。


  今から思えばクモ膜下出血の前兆である激痛に気が付いていればと悔やむのであるが、今となっては運命と言うしかない。多くのファンの見守る中緊急搬送され、意識が戻ることなく逝ってしまった彼も心残りであったのだろう。家族にも会いたかっただろうし、たくさんの事を後輩に教えたかっただろうし、心残りを考えると胸が痛くなる。


 兎に角、ご冥福をお祈り致します。