台風11号 アジア名 Krovanh(クロヴァン)

2009年8月30日12時00分発表 台風11号は、30日12時には八丈島の南南東約300kmにあって、西北西へ毎時35kmで進んでいます。中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は30m/sです。この台風は、31日0時には八丈島の南南東約90km、31日12時には館山市の東南東約60km、1日9時には八戸市の東約170km、2日9時には千島近海で温帯低気圧に変わる見込みです。台風周辺海域および進路にあたる海域は、シケ〜大シケとなるため厳重な警戒が必要です。台風の進路にあたる地域は、暴風や大雨に厳重な警戒が必要です。

  今年はあの伊勢湾台風から50年の月日経ち、テレビでは特集も組まれ、あの日の事を思い出します。

あの時私は6歳、家族で小学校に避難しました。明るいうちに小学校の鉄筋校舎の2階に避難し、最初は10人くらいの人がいましたが、その後どんどんと人が増え、寝るところもなくなってきた異様な雰囲気を思い出します。夜8時ごろ台風が通過し、朝方寝入ったところを背負われて家に帰ったのでした。水は腰くらいまで来ていたのでしょうか、足の先に水の感触を覚えていますから家族は大変だったのでしょう。


 伊勢湾台風は最低気圧: 895 hPa、最大風速:(気象庁解析) 75 m/sといわれるカテゴリー5の スーパー・タイフーンです。死者・行方不明は5,098人、三重県でも1,211人と大きな被害を出しています。あの頃はまだ避難する場所も限られており、堤防も整備できていなかったので、大きな台風のたびに被害が大きくなるのはしょうがないという時代だったのです。


 今は台風の進路や科学的な情報が豊富で伊勢湾台風のようにたくさんの犠牲者を出すことは少ないですが、用心は必要です。あくまでも過去の被害を思い出し、最悪のことを考えて行動することが必要だと思うのです。