世界柔道 中村美里も金メダル…女子52キロ級

柔道の世界選手権第2日は二十七日、オランダのロッテルダムで行われ、女子52キロ級で北京五輪3位の中村美里(20)=三井住友海上=が金メダルを獲得した。 

 中村は48キロ級時代からホープとして注目されてきた逸材。二〇〇七年に52キロ級に階級を上げて昨夏の北京五輪代表となり、銅メダルを獲得した。

 初出場となった世界選手権は決勝で北京五輪48キロ級2位のヤネト・ベルモイ(キューバ)に優勢勝ちし、実力を証明した。


 福見に続き中村美里もやった!


 平成生まれの中村美里も偉大なライバルの谷の存在から52kg級に変更したひとりである。単なる実力だけで勝負が決まるなら彼女は48kg級でひたむきにやっていたのであろう。だが谷には言葉では言い尽くされない、大きな力を持っていたのである。


 そして、ロッテルダム、52kg級で金を取った。この階級にすっかりハマりこんだ形である。「おめでとう」である。


 好奇心旺盛な20歳の中村美里、首に念願の金メダルをかけられた瞬間「面白い形だなと思った」とポツリともらした。今回のメダルは四角である。メダルというのは地球をイメージしているから、丸が標準といったところだがであるがそこは世界柔道、『畳』をイメージして「四角」も面白い。


 追記:今回の四角いメダルは『畳』をイメージしているかどうかは分からないが、初めてではない。フィギュアなどはデザインイメージは全然違うが、四角の大会もあったような気がするのである。