ダイスケ放出か・・・

 日本のメディアにトレーニング法への不満やミーティング内容を暴露し、球団、地元メディアから大バッシングを受けているレッドソックス松坂大輔投手(28)が30日、英文で声明を発表。「誤解を解きたい。私は不満を公にはしたことはない」と釈明した。

 右肩の不調で故障者リスト入りし、フロリダ州で調整を続けている松坂は、27日に日本のニュースサイト「新S(あらたにす)」に掲載されたコラムの中で、松坂は「この環境で練習を強いられたら、僕は日本のようなピッチングはもう出来なくなるかも知れない…」などとチームのトレーニング法を批判。また極秘であるはずの首脳陣との会談の内容も明かしたことで、首脳陣が激怒。地元メディアからも集中砲火を浴び、「放出」の可能性も浮上するなど大騒動となった。

 29日にフランコナ監督に電話で直接謝罪した松坂は、声明の中で「私の知らないところで合意なく、私のプライベートな会話が公になってしまったことを残念に思います」とした上で、コラムに掲載されたチームを批判する発言については事実無根だと釈明した。



 どうも、松坂大輔投手(28)が本拠地ボストンの地元メディアから一斉に批判されたのは、今季期待にこたえられないのに吉井妙子(よしい・たえこ)氏のコラムに首脳陣の人種主義者としての建前のグローバル性を暴露したことに発するようである。当然そこは言ってはならないことであり、地元から批判されても甘んじて受けるしかない無い様に思うのである。


 この吉井妙子氏であるが91年度ミズノスポーツライター賞受賞し、ダイスケの『松坂大輔の直球主義』(朝日新聞社)やソフトボール日本代表が金メダルを獲った理由』(ぴあ)などがあり、貪欲にスポーツジャーナリストとしての地位を築いてきた人だ。しかし、松坂大輔「米国のタブー」への挑戦というコラムを書くことでダイスケがどんな窮地に追い込まれるか考えなかったのであろうか、改めて文字の怖さ、偉大さを噛みしめるのである。そして書いたものはしょうがない。事実関係を明確にし、もっとメジャーの奥に潜むタブーに挑戦してほしいと思うのである。


 話はそれてしまったが、この問題で放出されたのなら、日本に戻って活躍をすれば良いと思っている。皆がメジャーにあこがれプレイしても日本のスポーツ精神は海外と違うのであって、侍は黙って国に帰るのも良いと思うのだが・・・。



松坂大輔「米国のタブー」への挑戦
http://allatanys.jp/B001/UGC020005920090726COK00348.html

【松坂声明全文訳】

 2009年7月30日

 きのうティト(フランコナ監督)と電話で話し、建設的な会話ができたことをうれしく思います。ここ数日間の報道につきまして、誤解を解きたいです。私は不満を公にはしたことはなく、私の知らないところで合意なく、私のプライベートな会話が公になってしまったことを残念に思います。

 また、私は公にもプライベートな会話の中でも次のようなことは決して言っていません。「もし私がこの環境の中で練習を続けることを強いられるなら、日本で投げていたようには、もう投げることはできないだろう」という部分です。

 チームを批判しようというつもりはありませんでしたし、実際、われわれは一緒に会話をして、考え方を交換して、前進できるようにお互いの野球文化を理解するように努力しています。

 チームと私は何度も面談と会話を持ち、ゼネラルマネジャー、監督、コーチと24日に握手をしており、落ち着いて練習を再開することができました。

 目標はチームに貢献できる役割に戻ることです。チームメートの中に合流し、フェンウェイパークのファンの前でプレーすることを楽しみにしています。