ハッブル宇宙望遠鏡の修理を完了

 米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルアトランティス」の宇宙飛行士は19日未明、ハッブル宇宙望遠鏡の修理を完了した。少なくとも14年まで寿命が延びるという。

 修理のために行った船外活動は計5回で、35時間以上に及んだ。飛行士は広角カメラなどの観測装置を新型に取り換えたほか、故障したデータ伝送装置を交換した。ジョン・グランスフェルド飛行士は「新しい機器で、宇宙の神秘をさらに解き明かしてほしい」と語った。

 90年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡は、地球大気の影響を受けないため高い解像度で天体観測を行ってきた。しかし、最近は電気系統など故障が相次ぎ、機能停止が迫っていた。

 シャトルは23日未明に帰還する。



ハッブル宇宙望遠鏡(-うちゅうぼうえんきょう、Hubble Space Telescope、HST)は1990年スペースシャトル ディスカバリー号によって打ち上げられたもので、19年経過し経年劣化も著しく機能停止の寸前だったようだ。しかし、米航空宇宙局(NASA)は最後まで責任もって修理にはるばる出かけた。お蔭さんで修理及び新たな観測機器を取り付け任務を遂行した。


 またあらたな、すばらしい宇宙の写真を見ることが出来ると思えばうれしい限りである。わざわざ修理に出かけるとは宇宙も近くなったものだと感心する。



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