『クレヨンしんちゃん』実写化『BALLAD 名もなき恋のうた』

『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督が、「SMAP」の草なぎ剛新垣結衣主演で初の時代劇に挑む『BALLAD 名もなき恋のうた』の製作会見が13日(月)、東京・元赤坂の明治記念館で行われた。

 「本当に素晴らしいストーリーで、合戦の描写もしっかりしている」と山崎監督がほれ込んだ、名作の呼び声高いアニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』が原案。戦国時代にタイムスリップした少年の目線で、小国の姫・廉姫と幼なじみの侍大将・井尻又兵衛のかなわぬ恋を描く。

 撮影時の甲冑(かっちゅう)姿で会見に臨んだ草なぎは、「しんちゃんの役はできないと思ったけれど、侍と聞いてホッとした」とジョーク交じりに挨拶。自身の武将姿には、「似合って、さまになっているので、いけてるんじゃないかな。戦国時代だけれど、リアリティーをもたせるため、昔の人のしぐさやしゃべり方をイメージして演じました」と自信たっぷりだ。


  2002年の「映画クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」を原案に、戦国時代の武将・井尻又兵衛と廉姫の恋を描く時代劇。主演は草なぎ剛新垣結衣

監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズで懐かしい昭和の世界をVFXを駆使して見事に再現し、監督としての地位を築いた山崎貴氏である。監督としては珍しく、怒鳴ったりする事はなく明るく性格温厚でスタッフにも信頼厚い。そしてこの監督『BUMP OF CHICKEN』の大ファンといわれ、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ・BUMP OF CHICKENのプロモーションビデオ「涙のふるさと」も手がけている。