ガメラレーダー(FPS-5)


昨日はいつテポドン2号が飛んでくるか、サクラ見どころではなかったようだ・・・(^^)。


 あんないい加減なテポドン2号に恐れいなないているのは日本政府である。飛んできたら打ち落とすのか、見ているだけなのかハッキリしないのに装備は一人前の日本国。訳の分からぬ「飛翔体」をいち早く観測するために警戒管制レーダー「FPS−5」(通称ガメラレーダー)はとっくに開発が終り、11年度までに全国4カ所に設置する予定という。


 今回の誤報騒ぎであるが、ガメラレーダーがなければこんな失態はなかっただろう。北の脅威を宣伝し、軍事費として税金を使うまでは簡単にやってしまう役人であるが、テポドン2号が発射されるという脅威におしつぶされ、誤報を出しでしまうのも役人である。


 河村建夫官房長官の言葉をかりれば、「発射情報の早期探知はミサイル防衛(MD)システムの根幹と言え、日本の防空能力への信頼を揺るがしかねない失態」となるが、頭のおかしい大人の北朝鮮と高価な装備を持つ子供の日本とは戦いにはならぬようで、良識ある大人のアメリカに頼らなければいけないようだ。


追記
FPS-5は防衛省が開発した固定式警戒管制レーダーのことで、円形のレドームの模様が怪獣のガメラの甲羅に似ていることから「ガメラレーダー」とも呼ばれる。またまた、三菱重工製かと思ったが、三菱電機が開発したという。