「一箱古本市 in 円頓寺商店街」

今日は名古屋駅近くの円頓寺商店街に行ってきた。「一箱古本市」で古本を探そうと思い立ったからである。



 そもそもこの『一箱古本市 in 円頓寺商店街』と言うのは、東京の不忍ブックストリートで始まったフリーマーケット形式の古本市を名古屋で再現したものである。


 3月22日は日曜日で商店街は閉まっている商店が多かったが、さびれた街という印象は強かった。昭和の初期には名古屋の三大繁華街の一つとして栄、大須と肩を並べたと言うが、瀬戸電鉄の終点である堀川駅や市電がなくなり衰退の一途をたどっている。だが、こういうイベントが人の流れを変え、新しい文化を作り出せば、活気も甦る様な気がした。今回出展している古本市(フリーマーケット)はそれぞれ工夫し、暖かい感じを漂わせていた。雨の中客足は少なめであったが、店主と客のやり取りは面白く、古本屋には無い新鮮な感じは楽しく感じた。



 このイベントを知ったのは、3月3日の中日新聞の文化欄であった。「一箱古本市」という聞きなれない記事に目を通すと、出店したくなった。どんな風に行なわれているのかわからなかったので、まずは現場を見たかったので三重県から足をのばした訳だ。今年は客で来年は店主なんて、考えるだけで楽しくなってきたのだが・・・・。