「釣りバカ」次回「パート20」で終了

 松竹を代表する映画「釣りバカ日誌」シリーズが、5月から撮影に入る次回作の「パート20」をもって最後となることが17日、スポーツ報知の取材で分かった。西田敏行(61)、三國連太郎(86)の名コンビで21年間続き、「男はつらいよ」終了後は、唯一の国民的映画シリーズとして親しまれてきた。ラストの舞台は初の北海道。釣りをこよなく愛するハマちゃん、スーさんが惜しまれながら有終の美を飾る。



  「おくりびと」のアカデミー賞効果で松竹の株価も700円近くを維持し好調ではあるが、主役の西田敏行が61歳、三國連太郎が86歳ではちょっとこの映画の珍道中が寂びれるというものだ。もともと、この映画は『男はつらいよ』のB面映画として公開されたものだが、渥美清が亡くなってからは松竹の看板として地位を確立してきたから、ラストと聞くと寂しい。


 特に万年ヒラの「ハマちゃん」とハマちゃんの会社の社長である「スーさん」との奇妙な関係はサラリーマンの心をくすぐる。このハマちゃんの勤める鈴木建設と言う架空の会社はかなり愉快な会社である。釣命(つりいのち)のハマちゃんが接待で仕事を取るような、懐かしい企業を連想し少々は許せる気がしてしまう。


 「西松建設」政治献金問題で小沢一郎西松建設の怪しい関係が取り沙汰され新聞を賑わせているが、西松建設はたぶんハマちゃんが勤めるような会社なんだろう・・・と連想する。当初は鈴木建設のロケは西松建設で行なったと聞いているが、西松建設には沢山の「ハマちゃん」がいる様な気がする。だとすると違法な政治献金もしょうがない様な気がするのだが今日の我輩ちょっと甘い。


 きっとパート20で終了というが、新しいキャラで誰かにバトンタッチして欲しいと願うのである。 






 明日は4ヶ月ぶりに


釣りに行くぞ〜!