定額給付金財源法が成立 衆院で再可決
2008年度第2次補正予算関連法案である定額給付金などの財源特例法が4日午後、成立した。同日午前の参院本会議では野党の反対多数で否決。衆参両院の議決が異なったのを受け、与党は同日午後の衆院本会議で3分の2以上の賛成多数で再可決した。
民主党は参院での否決後、両院協議会の開催を求める動議を衆院に提出したが、与党の反対多数で否決された。
財源特例法の成立を踏まえ、麻生太郎首相は来週にも追加経済対策の策定を与党に指示する見通し。小泉純一郎元首相は事前に表明した通り、同法を再可決する衆院本会議を欠席した。
麻生太郎首相に追い風が吹いてきたようだ。
準大手ゼネコン西松建設が民主党の小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」に違法献金したとされる事件であるが、政治団体を隠れみのにした迂回(うかい)献金の線が強くなってきたようだ。
これでちょっとはフェアーな選挙が出来ると、ほくそ笑むのは麻生首相である。小泉元首相の行動にも気を使う事はなくなったし、この小沢代表スキャンダルが大きくなれば解散時期も早まるだろうし、追加の景気刺激策も選挙に有利に働くのだろう。
麻生の我慢勝ちなのだろう。