フェラーリのマッサがTOP(F1バーレーンテスト最終日)
19日(木)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで、最終日となるバーレーンテスト第2週4日目が行われた。一日を通して晴れ間が広がったものの、午後に入ると強風に見舞われた。
この日トップにたったのはフェラーリのフェリペ・マッサで、タイムは1分32秒162だった。しかし、テストを開始してまもなく、マッサはマシンに問題を抱え一時コース脇にF60を止めてしまった。今回のバーレーンテストでトラブルが続出したものの、チームはテストプログラムがほぼ完了したと発表している。
2番手タイムだったBMWザウバーのニック・ハイドフェルドは、2度メカニカルトラブルが発生したが、テストに参加したドライバーのなかでも最も多くの周回を重ねた。
これまでトラブルなくバーレーンテストを進めていたトヨタだったが、ティモ・グロックがステアリングを握るTF109の油圧システムにトラブルが出てしまい、走行時間が短縮された。
2週に渡って行われたバーレーンテストはこの日で終了。次の合同テストは、3月1日(日)からスペインのヘレス・サーキットで行われる予定。
バーレーンテスト 2009/02/19
1 フェリペ・マッサ フェラーリ 1:32.162(113周)
2 ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 1:32.225(122周)
3 ティモ・グロック トヨタ 1:32.445(65周)
世界恐慌といわれるほど景気は冷え込んで来たんだが、熱いところもあるようだ。トヨタも余裕の合同テストであるが、不景気を吹っ飛ばすような成績を残して欲しいと願っている。
ところで今年もフェラーリ調子よさそうである。フェラーリは不景気知らずかと羨ましいのであるが、日曜日の2月22日、東京競馬場、15:40発走の第26回フェブラリーステークス(GI)が気になってしょうがない。特に8枠16番の「 フェラーリピサ(Ferrari Pisa )」は面白そうだ。700馬力あるF1エンジンがたった1馬力の馬の名前に冠名をつけただけで、景気を跳ね返すような熱いものを感じてしまうのである。