「くぅちゃん」・・・釧路川のラッコ

 釧路市の中心部を流れる釧路川にラッコが現れ、ちょっとしたフィーバーになっている。かわいい珍客を見ようと13日も100人以上の市民らが人垣をつくった。


 ラッコは千島列島など北太平洋に生息し、環境省の絶滅危惧(きぐ)IA類に指定されている。釧路川では11日に確認され、河口近くの観光名所・幣舞(ぬさまい)橋付近で川底の貝を取ってはガリガリとかじったり、くるくる回転したりして愛嬌(あいきょう)たっぷり。体長は約1メートル。海を泳いでいて川に迷い込んだらしい。釧路川にちなみ「くーちゃん」と呼ぶ市民もいる。


 ラッコに詳しい北海道区水産研究所の服部薫研究員は「川に入ったというのは聞いたことがない」と話している。



 悠然と貝を食べるラッコの「くぅちゃん」であるが、食べている貝はツブ貝だそうである。映像で見ると釧路川は綺麗な川であるが、北海道の冬の川にツブ貝が沢山取れるとは思わなかった。


 ツブ貝といえばどこにでもいる貝であるが、ちょっとえぐみがある貝でテトラミンという毒素を含んでいると言うのだからえぐみもしょうがないのであろう。かっぱ寿司のツブ貝、結構好きなんだが、今度食べに行ったら「くぅちゃん」のことでもおもいだしてみようか・・・。


 しかし、今日で3日目であるがこの珍客いつまでいてくれるのか、釧路市民は気が気でない様である。