ブラッディ・マンデイ 第11話(最終回・12/20放送)

ついに、姿を現したテロリスト教団の首謀者「K」の正体は、何と、藤丸(三浦春馬)と同じ新聞部の同級生、真子(徳永えり)だった。真子は、自分を助けに来た藤丸に対し、ためらいもなく銃口を向ける。そして撃ち放った銃弾は藤丸をかばった竜之介の胸へと突き刺さる。「K」とマヤ(吉瀬美智子)はその場を逃げ出し、藤丸と竜之介は駆け付けた「THIRD-i(サード・アイ)」によって保護される。


 いやいや、面白いドラマであった。第10話で「K」が新聞部の同級生・真子(徳永えり)と言うことが分かったが、まさかと言う意外性に驚いた。最終話ではこの真子に拳銃をむけられ、放った弾はかばおうとした父竜之介を貫く。


 この物語はもともと殺人ウイルスがストーリーの大筋であったが、最終的には“宝石箱”である中性子爆弾であり、これをどう止めるかが、藤丸(三浦春馬)の役割であった。藤丸を核として同級生・肉親・THIRD-iが絡み合うのであるが、各話によって脚本と演出が微妙に違う為、キャストの使い方が変わり連続性に違和感を感じるところもあった。
 しかし、最終的には父竜之介が亡くなり、その腎臓は妹の遥(川島海荷)に移植されるというような、ヒューマニックなところものぞかせると言う、気遣いも新鮮さを増す事になった。


 11話すべてが新鮮で面白かったのであるが改めてキャストみんなが生き生きしていたように思う。特に釣り好きの松重 豊(まつしげ ゆたか、1963年1月19日 - )は味があり、徹子の部屋や花まるマーケットの出演ではなかなか惹きつけられた男である。


キャスト