2008世界柔道団体選手権は女子が優勝
体重別団体戦(7人制)で男女各8カ国が争う世界柔道団体選手権が5日、東京武道館で行われ、女子は前回3位の日本が初優勝した。男子は2連覇を狙った日本が5位に終わり、グルジアが初優勝した。女子の日本は北京五輪63キロ級金の谷本歩実(コマツ)、同52キロ級銅の中村美里(三井住友海上)らを擁し、決勝でフランスに5−1で快勝。男子の日本は1回戦で前回2位のブラジル、3位決定戦でロシアにそれぞれ敗れ、同100キロ超級金の石井慧(国士大)は出場しなかった。
女子は優勝するだけあって見ごたえがあった。一番手78kg越級・杉本美香が敗れたが、4月の北京五輪代表選考会で谷を下すものの北京五輪の代表になれなかった48kg級・山岸絵美が圧勝したし、3番手の52kg級・中村美里は北京の悔しさを晴らしたいという念願を果たした。
今回注目は4番手の57kg級・松本薫である。石川県金沢学院東から帝京大に進み、めきめきと実力を上げている選手である。澄んだ瞳はこれは大物を感じさせる器であり、美人でもある。2007年 講道館杯 優勝 、2008年 全日本選抜体重別 優勝と将来性豊かな選手である。
5番手主将の63kg級・谷本歩実は研究尽くされた技がうまく決まらず引き分けとなった。そして70kg級・国原頼子が優勝を決め、78kg級・中沢さえも日本柔道の強さを世界に響かせてくれた。
若手が伸びてきたことはすばらしい事だ、もちろんここまでなるには谷選手のような努力の人がいたからだ。そして、谷選手を越える選手が出てきたことに感動してしまう。谷越には時間がかかるもんなんだ・・・。
日本 5−1 フランス