金獅子賞はミッキー・ローク主演の“The Wrestler”(第65回ヴェネチア国際映画祭)


  イタリアで開催していた第65回ベネチア国際映画祭の授賞式が最終日の6日夜(日本時間7日未明)開かれ、最高賞「金獅子賞」にダーレン・アロノフスキー監督の米映画「レスラー」が選ばれた。

 「レスラー」は、かつてスターだった中年のプロレスラーが、心臓病で医師から引退を宣告され、自身の人生を見つめ直す物語。主演はミッキー・ロークさん。


受賞一覧



 日本からは気合の入った北野武監督の『アキレスと亀』、宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』、押井守監督の『スカイ・クロラ The Sky Clawlers』は、授賞にはいたらなかった。まあ、ミッキー・ロークの熱演そして話題性豊富な彼の行動からするととても金獅子賞を狙えるような作品は日本にはなかったと言えるのだろう。



 昨年の11月8日、ミッキー・ロークはマイアミビーチでスクーターを運転中、信号無視と飲酒運転で一時収監されていた。そのときの写真と今回の授賞の写真では差はあるものの、昔と大きく変わったことに驚いてしまう。いつも彼を見るたびに思うのだが、真面目にやればブルース・ウィリスより面白い俳優だと思うのである。この授賞を機会に羽目を外す事は控えて欲しいと他人ながら心配する。


 いや、今度は何をしでかすのか楽しみでもあるのだが・・・。