高田高校、よくやった!


 いや〜、無名の高田高校。対する相手は昨年の三重代表、150km/hを越える速球投手平生を擁し、昨年の優勝高佐賀北に延長再試合を演じた、宇治山田商業。堂々の互角、3回までは格下と見たのか、3番手ピッチャーの20番 柳生をマウンドに上げてきた。

 しかし、そこは百戦錬磨の山商中居誠監督、高田の調子を把握するとすぐさまエースの平生に変えてきた。高田も伊勢出身の三井監督、何とか伊勢市営球場で去年の雪辱を晴らしたいと、1点の策を練るが点に結びついたのが延長11回表、2番キャプテン晋川の三ゴロ、3番肥田?左中間二塁打で出塁し、4番長打者田中(亮)センター前ヒットで1点返したが、次の打席好調のピッチャー鳴川が三振、次の6番倉田も山商の平生に三振であった。
 11回裏、山商の攻撃は3番片岡中飛、4番木田(恵)中前安打、5番中野(晃)左前安打で同点。

 延長12回表、高田は3者凡退。流石は山商、裏できっちりと返し、サヨナラだ。高田の夏も終わってしまった。

 高田の三井治監督、子供たちを2年でここまで育て上げた、最後の涙もすがすがしい。