フィレンツェの世界遺産聖堂に落書き

 岐阜市立女子短大の学生が今年2月、研修旅行で訪れたイタリア・フィレンツェで、世界遺産に登録された地区にある大聖堂の壁に落書きしていたことが観光客の指摘で発覚、短大側が大聖堂に謝罪していたことが24日分かった。

 市立女子短大によると、生活デザイン学科の1年生が2月18日、学校主催の研修旅行で訪れたフィレンツェで、「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」を友人5人と拝観した際、見晴らし台の大理石の壁に、油性ペンで学校名の略称や6人のニックネームを落書きしたという。

 大聖堂を後日訪れた日本人観光客が3月、落書きの写真を添付したメールを短大に送り問題が発覚した。学校の調査に、学生は「初めての海外だったので記念に書いた」などと釈明。ほかの5人も傍観していたとして、短大は6人と引率の教員2人に厳重注意した。


 いやいや、自分の書いた学校名で発覚とな〜。いやはや、カッコの悪いとはこのことだ、いまどきの小学生でも考えればわかることだが、相当浮かれていたようだ。「旅の恥はかき捨て」というがもう少しで犯罪になるところだった。まあ、引率の教員2人にも厳重注意と言うことで小学校の修学旅行のように感じるのが、残念である。


  同短大は修復費用の負担を申し出たが、大聖堂側から「謝罪してもらえば責任は問わない。費用負担は不要」と連絡があったという。まさに大聖堂は正論で金で元に戻るわけではないとお怒りの様子である。