ジャイロトニック


 今日6月4日のTBS「はなまるマーケット」でジャイロトニックを紹介していた。なかなか大掛かりな装置をであるが、木もふんだんに使用されインテリアとしても広い部屋なら合いそうな印象である。


 このジャイロトニックでありますが、Gyro−は『輪、円、らせん、スパイラル』を、Tonicは『調子をつける、整える』という意味だそうです。もっぱら木製の装置を使った、ジャイロトニック・エクスパンション・システム(GYROTONIC EXPANSION SYSTEM)のことであり、回旋/曲線/円周状の動きに重点を置き、水の中で全身を開放していくような心地良さを感じながら、関節に負担をかけることなく運動が出来るというものだ。すなわち、すべての関節、筋肉を使う為、動きがしなやかで美しいし、ダンス、ヨガ、水泳、気功、太極拳から進化したアメリカナイズされたものである。


 このシステムの考案者はハンガリー人の両親を持つ ジュリウ・ホバス(JULIU HORVATH)氏である。ルーマニアで生まれ育ったかれはバレエダンサーとしての経歴を持ち、アメリカ合衆国に亡命している。その後、怪我によりダンサーの道を絶たれ、自分の経験を生かし、 “ダンサーのためのヨガ” としてジャイロキネシスを指導し始めましたのが第一歩であった。その後だんだん進化し、GYROTONIC EXPANSION SYSTEMに発展するのだが、スポーツの分野に留まらず、医療の分野でも広く活用されるようになってきたそうな。


 昨日も腰痛でカイロプラクティックの治療を受けた我輩であるが、アメリカで生まれたカイロもアメリカで育ったジャイロも似たところがあると感じた。体にある無数の関節、筋は無駄にあるわけではない、それをしなやかに動かし神経系の機能異常を改善していくことはわかっているが、忍び寄る老化との戦いは安々とは痛みから解放してくれない。そんなところからジャイロトニックは非常に興味を引くところである。