がんばれ!琴欧洲

 大相撲夏場所両国国技館)は12日目の22日、全勝の琴欧洲が前日の朝青龍に続いて白鵬を万全の寄りで破って12連勝とし、初優勝に大きく前進した。痛い2敗目の白鵬とともに、朝青龍千代大海の突き落としに屈して3敗目を喫し、春場所12日目に続いて東西の横綱がそろって敗れる波乱。



 テレビの前でおもわずガッツポーズ、琴欧洲の笑顔が映るたびに嬉しくなってきた。モンゴル出身の小憎たらしい朝昇竜を倒し、そして昨日は白鵬に立会いの変化を見せ完全な作戦勝ちで完勝したのであった。しかしそのスピードと格闘技センスは日本人には真似できない世界である。日本人力士の不甲斐なさは置いといて、強いモンゴル力士が負ける姿は見せてくれた琴欧洲角界の救世主に見えてきたのは島国根性の我輩だけであろうか・・・。


 琴欧洲勝紀(ことおうしゅう かつのり、1983年2月19日 - )は、ブルガリア・ヴェリコタルノヴォ出身、身長202cm、体重155kg、握力120kg。角界ベッカムといわれただけに、笑顔は人をひきつける。出身国の名を冠したヨーグルトを販売する明治乳業からブルガリアとカタカナで書かれた化粧まわしを贈られた事は有名であるが、賜杯が遠くウラル山脈を越えて、初めてヨーロッパへと渡ると思うと胸が熱くなる。

あと3日、
がんばれ!琴欧洲!