『MARUHAN Japan Bank Plc』(マルハンジャパン銀行)

マルハンは5月16日、カンボジア王国で設立準備を進めていた『MARUHAN Japan Bank Plc』(マルハンジャパン銀行)を 5月22日に開業すると発表した。

同行はカンボジアで初めて日本企業から出資を受けて開業する銀行で、 カンボジア国内で18番目の商業銀行になる。資本金は2500万ドル。 マルハンの出資比率は85%に達する。 残り15%はローカルパートナーが出資。

 マルハンといえばパチンコ屋さんである。パチンコ屋さんと言ってもマルハンはあなどること無かれ、2004年6月に「株式会社ダイエー」及び「東洋テクノ株式会社」と株式売買契約を締結し、東証一部上場の建設会社である株式会社イチケンを子会社化、2005年には売上高1兆円企業となっている。

 創業者は1945年朝鮮から密入国した現会長の韓昌祐(はん ちゃんう)氏である。マルハンの名前も、「パチンコ玉、地球、円満の丸(マル)と自分の名前の韓(ハン)からマルハンと名付けた」といわれているから東南アジアとは関係深いのであろう。

 5月22日の開業日には、現地でオープニングセレモニーが 行われるが、カンボジア中央銀行総裁、経済財政省大臣、日本国大使が出席、 マルハンからは韓昌祐会長はじめ同社役員が出席の予定だ。


 デカイ看板に吸い込まれるマルハンの客は、財布の中身を吸い取られ、マルハンジャパン銀行の資金になったと思えば、国際貢献したと思えなくは無い。