スノボの7人全員生存で発見・・・恐羅漢山(おそらかんざん)

  広島県安芸太田町横川(よこごう)の国設恐羅漢(おそらかん)スキー場で3日、スノーボード仲間の男性7人が行方不明になった事故で、県警山県(やまがた)署などの捜索本部は5日午前8時、約600人態勢で捜索を再開。同9時35分ごろ、島根県益田市匹見町からスキー場がある恐羅漢山(1346メートル)方面に登る島根県側の「広見林道」で全員を発見、生存を確認した。7人と連絡が取れなくなってから約42時間ぶり。

 良かった。

 長野の栂池で愛知大学のグループが立ち入り禁止の林間コースで雪崩に巻き込まれた事故で2人が亡くなったことを朝から聞いていたので、同じようにならなければ良いがと願っていた。だから本当によかった。


 広島と島根県益田市との境に恐羅漢山(標高1346m)というスキー場があるとは知らなかったが、西中国山地の主峰で山頂からは日本海も望めるという。きっとそんな素晴らしい景色と新雪を求めていったんだろう。



 まずは3日の午前中に5人がリフトで最上部に上り山頂へ向かったのを従業員が目撃したという。それから5人と顔見知りの非番の臨時従業員2人もボードを持って山頂で合流したという。2晩を雪山で過ごした7人、無事帰還したというのは、よっぽど強運か雪山を知っていたのか。きっと7人が力をあわせたからからこそ、生きて家族と会えたのだろう。兎に角、良かったと喜ぶのである。