ハリマ夢たまご

cobayan2008-01-13




 太陽の下で原らっぱに寝そべった高校生がにこにこ笑う姿、なんと素敵なんでしょうか。悪い趣味じゃなくて、健康的なんです。久々の明るい写真の様な気がして、きっと写真をみた生徒の親はこの上なく喜んでいるだろうと思った。


 この生徒たちは兵庫県立播磨農業高校(加西市)の卵生産研究班(7人)だそうな。もちろん現役で、「ハリマ夢たまご」というアレルギー症状を緩和させる成分を多く含ませた卵を作ったのだ。

 ニワトリのえさにシソや魚粉を混ぜたエサによってアレルギー抑制効果があるとされる不飽和脂肪酸「α−リノレン酸」の含有量が通常の約5倍の卵を産ませることに成功した。おまけに高校生たちが開発した卵は、生活習慣病予防の効果が注目されるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)も豊富に含まれていることも判明したと言う。

 しかし、こんな事が子供たちで出来るのであろうか。きっと指導者が自分の暖めてきた研究の成果を、子供たちの成果として伝えたのであろう。指導者の名前は赤沼幸一教諭(37)だそうな。なんと言ういい指導者に恵まれた子供たちであろうか。

 人を教えると言う行為は、こうでなくてはならない。そんな先生の恩を忘れてはいけないし、恩返しは後輩達に伝える事であると、子供たちの写真を見て感じた次第である。