F1日本GP  富士スピードウェイ無事終了



 F1第15戦日本GPは雨が降りしきる中、18周にも及ぶセーフティーカーの先導で始まる波乱のスタートになった。雨の中逃げ切ったのはルイス・ハミルトンマクラーレン)、ポール・トゥ・ウィンで今季4勝目を挙げた。そして応援するコバライネンは同じフィンランド人同士のライコネンを制し、初めての表彰台に乗った。


 今回の開催では、はじめての富士スピードウェイでの開催で万全の体制にもかかわらず不手際が多く見られ何故鈴鹿から富士に移行したのか疑問の沸く開催であった。

  • 一部の指定席でレースがよく見えなかったとして、指定席料金分を払い戻すと発表した。対象は約7000人分で、返還額は計約3億5000万円に上るという。
  • 周辺駐車場などからのシャトルバスの遅れで、少なくとも観客85人が、30日午後1時半の決勝レース開始時点で入場できず、チケット代や宿泊費などを全額、払い戻すという。
  • 29日に構内道路の一部で陥没が起こり、観客のうち約2万人が最長4時間以上もシャトルバスを待つという事態が発生。

 富士の観客動員数は28万2000人と発表されているが、鈴鹿では2004年の台風で1日短くなった年を除き過去10年間で毎年30万人以上は動員している。やはり鈴鹿のように駐車場が近く遊園地やホテルのある市街地とは立地条件が悪いようである。

 しかし、鈴鹿は「2年後の鈴鹿F1はさらに進化したものにしたい」とし「富士と鈴鹿は同じF1という船に乗る仲間同士、よきライバルとして競い、日本のモータースポーツ振興につなげたい」と冷静である。鈴鹿に戻ってくる日を首を長くして待つファンの独り言であった。


決勝結果

  1. 2 L.ハミルトン マクラーレンメルセデス 2:00'34.579
  2. 4 H.コバライネン ルノー 2:00'42.956
  3. 6 K.ライッコネン フェラーリ 2:00'44.057
  4. 14 D.クルサード レッドブルルノー 2:00'54.876
  5. 3 G.フィジケラ ルノー 2:01'13.443
  6. 5 F.マッサ フェラーリ 2:01'23.621
  7. 10 R.クビサ BMW 2:01'23.864
  8. 20 A.スーティル スパイカーフェラーリ 2:01'34.708
  9. 18 V.リウッツィ STRフェラーリ 2:01'55.201
  10. 8 R.バリチェッロ Honda 2:02'02.921
  11. 7 J.バトン Honda 2:00'20.820
  12. 21 山本左近 スパイカーフェラーリ 2:00'54.187
  13. 12 J.トゥルーリ トヨタ 2:01'06.449
  14. 9 N.ハイドフェルド BMW 1:58'18.247
  15. 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI Honda 2:00'21.480

 
- 11 R.シューマッハ トヨタ パンク 55
- 23 A.デビッドソン SUPER AGURI Honda スロットル 54
- 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ・トヨタ 電気系 49
- 19 S・ベッテル STRフェラーリ アクシデント 46
- 15 M.ウェーバー レッドブルルノー アクシデント 45
- 1 F.アロンソ マクラーレンメルセデス アクシデント 41
- 17 A.ブルツ ウィリアムズ・トヨタ アクシデント 19