日本人カメラマン死亡 

 大規模な反政府デモが続き100人以上の死傷者が出ているミャンマーの最大都市ヤンゴン中心部で、反政府デモを鎮圧しようとした治安部隊が群衆に向かって発砲、ミャンマーの国営メディアは、日本人を含む9人が死亡、11人が負傷したと伝えた。外務省は、東京都在住のAPF通信社契約のカメラマン、長井健司さん(50)が死亡したと確認した。一方、軍事政権当局は27日朝(日本時間同午前)、ヤンゴン市内の複数の僧院を急襲、ロイター通信によると、少なくとも僧侶ら200人が拘束された。



今日の朝刊で写真を見た。すごい写真だ!
逃げ惑う僧侶や市民に治安部隊が殴りかけている。この写真(ロイター通信)のはずれにビデオカメラを持ったまま撃たれ倒れこんでいるカメラマンが映っている。銃弾に倒れてもなお、何かを写そうとする執念。


 カメラマン長井健司さん(50)は愛媛県今治市出身で、APF通信社(東京都港区)の契約記者兼カメラマンである。世界の危険地帯に何度も足び、イラクパレスチナ・中国・北朝鮮など取材は経験豊富であったという。フリーのジャーナリストとして危険地帯を駆け巡ると言うのは彼の人生にとって緊張感のあるものだったと思う。しかし、50歳にして異国の地で人生を閉じなければならないのは無念であろう。カメラマンとして亡くなった長井さんに心から冥福をお祈りいたします。