馬インフルエンザ


日本中央競馬会(JRA)所属の競走馬が「馬インフルエンザ」に感染した疑いがあることが分かり、週末のレースの開催も危ぶまれていたが、予定通り開催が実施される見通しとなった。


 今回の疑いは栗東滋賀県)と美浦茨城県)の両トレーニングセンターにいる競走馬約8700頭が対象となった。この馬インフルエンザと言うのは人間のインフルエンザと同じ症状で、高熱やせき、関節痛などの症状が出るそうだ。死に至ることはまれで、ほとんどの馬はワクチンの接種を受けているから、拡大性は少ないと見ている。だから、週末はOKの判断を出したのだろう。



 JRAの理事長が9月1日から土川健之(つちかわ・けんじ)新理事長が就任する。新理事長就任のころには馬インフルエンザは完全に終息している自信が有るようだ。農水省事務次官経験者である現在の高橋政行理事長が任期満了となる為、副理事長の土川氏が昇格する。土川氏は生え抜きとしては初の昇格となり、68年岐阜大農卒、日本中央競馬会入会。 99年理事、常務理事を経て04年7月から副理事長。滋賀県出身。63歳。