特待制度の実施校は334校

 日本高野連が2日に公表した日本学生野球憲章に違反するスポーツ特待制度の実施校は334校、対象野球部員は7500名以上となった。甲子園大会で優勝経験を持つ駒大苫小牧(北海道)横浜(神奈川)愛工大名電高(愛知)常葉学園菊川(静岡)済美(愛媛)など強豪校も含まれ、野球部員であることを理由に授業料などの減免を受けていたことが分かった。


 正式に334校と発表され改めてスポーツ特待制度が定着している事を証明した。有名校も春季大会辞退や対象選手を試合に出れなくしたりして頭をひねっているが、春季大会はどうでも良いと捨てているのだろう。夏の甲子園に発進しているのも事実だから、ほとぼりが冷めるのを待っている。


 大リーグで現在活躍中の選手もこの件では口を閉ざしているが、イチロー外野手や松坂投手も一言高野連にもの申して頂きたい。高野連もやり方が汚い、西武「金銭供与」問題は「特待生制度」にまで発展したが、各県の高野連はどの高校が特待生制度を適用しているか把握しているのに見て見ぬふりをしてきた事だ。そして高野連の役員の中に特待制度の恩恵を受けた理事などが居ないのか調査し、公表すべきと思う。どうも高野連のやり方、裏に何かある様な気がしてしょうがない。