伊賀市長、今岡睦之市長(67)のゴルフ問題

 三重県中部を震源に15日に起きた地震の当日、同県伊賀市の今岡睦之市長(67)が災害対策本部を設置したにもかかわらず、隣接する名張市内でゴルフをし、市役所には顔も出さず、懇親会まで出席していたことについて、県内の新聞は連日彼の対応について非難を浴びせている。

 伊賀市といえば平成16年11月1日に上野市、伊賀町島ヶ原村大山田村阿山町、青山町が合併した山の中の街である。今岡睦之市長はもともと上野建築研究所という設計事務所のオーナーで、1991年退職し旧上野市長選に出ている。

 温厚で優しい人であるが、言い訳がへたくそで、「ゴルフをされる方はご存じだと思いますがマナーを重視する競技。途中で出たり入ったり、プレー中の私語は一応禁じられている」といったのでは日に油を注ぐようなもの、「なっとらん、答弁が!」とつめよられたじたじになった。山の中の平和な田舎町に起きた地震は「雲隠れの術」を使いたい今岡市長の心を震わせている。