来年スペースシャトルに搭乗するのは星出彰彦宇宙飛行士  

cobayan2007-03-23



 宇宙航空研究開発機構JAXA)は、米国航空宇宙局(NASA)との調整の結果、国際宇宙ステーション(ISS:International Space Station)の日本実験棟「きぼう」打上げ2便目のスペースシャトルアトランティス号」 (STS-124/1J)に搭乗する日本人宇宙飛行士は星出彰彦(ほしであきひこ)氏であると発表した。

星出彰彦氏の経歴
1968年生。茗溪学園高等学校卒業後、慶應義塾大学理工学部機械工学科に進み、体育会ラグビー部に所属。その後1992年宇宙開発事業団(現JAXA)に就職。 1997年 UNIVERSITY OF HOUSTON CULLEN COLLEGE OF ENGINEERING航空宇宙工学修士課程修了。


 国際宇宙ステーションとは1984年当時の大統領・レーガンがロンドンサミットにおいて各国に呼びかけスタートした。もちろん米国航空宇宙局(NASA)は発表の2年前から概念設計は開始されており、有人宇宙計画を進める上で中継基地の必要性から生まれたものであった。その後アメリカ、日本、カナダ、ヨーロッパ各国、ロシアが協力して計画が推進され、遅れながらもどうにか今日につながっている。

 日本受け持ちの日本実験棟「きぼう」は主に「船内実験室」「船外実験プラットフォーム」という2つの実験スペースがあり、船内保管室および船外パレット、実験や作業に使用する「ロボットアーム」および衛星間通信システムの6つブロックから成り立つ。これらのブロックは2006年12月から2007年3月にかけ、筑波宇宙センター(TKSC)から米国のNASAケネディ宇宙センター(KSC)と隣接するポートカナベラル港に送られた。

 
各国が協力し20年の月日をかけて国際宇宙ステーションを作ると言う夢が現実化してくると、自分の歳がいくつになっても、ワクワクしてくる。これから日本の実験モジュールが3回に分けて打ち上げ予定だと聞くと宇宙開発に日本の技術力は必要不可欠である。星出彰彦宇宙飛行士に続く、夢多き宇宙飛行士が育つ事を日本人として誇りに思うのである。