気象庁の桜開花予想ミス

さくらの開花予想用のプログラムの一部不具合について
報道発表日
平成19年3月14日


概要
さくらの開花予想の計算に用いるプログラムに一部不具合があったため、7日に発表した第1回さくらの開花予想を訂正します。

本文
さくらの開花予想の計算に用いるプログラムに一部不具合があったため、7日に発表した第1回さくらの開花予想を下記のとおり訂正します。
これらの4地点では、用いた気温データに一部誤りがあり、予想日が正しく計算できませんでした。
その他の地点については、計算に誤りのないことを再確認致しました。
利用者の皆さまには、誤った情報により大変ご迷惑をおかけ致したことを深くおわび申し上げます。
今後は作業体制を見直し、再発防止に努めてまいります。


地点
東京  3月18日 →3月21日
静岡 3月13日 →3月19日
高松 3月17日 →3月26日
松山 3月17日 →3月23日



 気象庁は14日、桜(ソメイヨシノ)の第1回開花予想(7日)で、開花予想の計算に用いるプログラムに一部不具合があり、計4地点(東京、静岡市高松市松山市)本来より3〜9日早い予想日を発表してしまったとして謝罪し、訂正した。まあ、プログラムが悪いと言って大島隆・観測部計画課長(左)と柏木啓一・観測部長の2人に頭を下げさせたわけだ。しかしこれで済むのであろうか・・・。今回の問題は花見需要を当て込む業界に大きな痛手を負わした事は言うまでも無い。人がやる事だから間違いもあるのだろう。しかし、こんなプログラムの間違いにしたって、過去のやり方で算出する人が一人でもいれば、開花予想日を過ぎてから訂正するような事は起こらなかったのではないでしょうか。


 もともと「開花」というのは各地の気象台の構内や周辺の公園などにある「標本木」という観測用のさくらの木で行っているそうだ。標本木のつぼみが5〜6輪以上開いたら“開花”、8割以上の花が咲いたら“満開”としています。3月13日静岡の標本木をテレビ中継してましたが、まったくの固いつぼみでどう見てもその日に咲く様なものではありません。そうした時に何故もっと早くプログラムを見直すなり、手計算でやるなりと言う行動が取れなかったのか疑問はそちらに移ります。


 所詮素人が何を言っても愚痴にしか聞こえませんが、気象庁という巨大な組織は違うところに目が行っている様な気がする。気象庁のホームページも欲しい情報はなかなか出てこないし、誰のための気象なのかもう少し考えていただきたいし、プログラムにしたって気象庁内で作成したものではなく、高いお金を払って天下り企業に作らせたのではないかという、勘繰りまでしてしまう。もっとオープンにしたらと単純に思うのは私だけであろうか。