リンナイでも死亡事故

『ガス機器最大手「リンナイ」(名古屋市中川区)製の開放式小型湯沸かし器の一酸化炭素(CO)中毒事故で、3人が死亡、12人がCO中毒になった計5件の機器には再点火防止装置がいずれも装着されていなかったことがわかった』

 パロマに続き「リンナイ」(名古屋市中川区)製でも死亡事故が起きていた、今頃ニュースになるとはのんびりした国である。これも経産省の発表の遅れというから癒着構造が見え隠れする。しかし今回のリンナイの対応は良い様な気がする、パロマに比べて一部上場だけに対応は早い。

リンナイでは10日、対策会議を開き、24時間体制で電話の問い合わせに応対するほか、無償点検の実施や、11日以降のテレビコマーシャル自粛を決めた。』

  • 自分の身は自分で守るのは基本、これには知識が必要です。火を燃やせば二酸化炭素が発生し、不完全燃焼になれば一酸化炭素(CO)が発生し中毒になります。ガス湯沸かし器一酸化炭素(CO)が発生し、外気に排気していなければ中毒になる装置なんです。これは常識と考えるべきです。パロマ松下電器の暖房機も同じです。
  • 責任の所在は・・・

  ・危険を分かっていて、安全装置をつけないのはメーカーの責任。
  ・古くなったり、安全装置が壊れたりしてもフェールセーフ(部品やシステムなどの故障が確実に安全側のものとなること)の考え方で事故に繋がらないように設計して無いのはメーカーの責任。
  ・工事をマニュアルどうりにやらなかったり、担当者の独断で改造するのは施工メーカーの責任。
  ・換気しないのはユーザーの責任。


 今回の事故でも責任の所在をはっきりとして欲しいと思います。でないとこれからも永遠に犠牲者が生まれるでしょう。本気になってくださいよ。