コンプライアンス

cobayan2007-01-21

 『フジテレビ系の関西テレビは20日、1月7日放送分の情報番組「発掘! あるある大事典2」で架空の実験結果やデータ、専門家のコメントをねつ造して放送したことを発表、千草宗一郎社長(62)らが謝罪した。納豆のダイエット効果を取り上げたもので、放送後、全国の店頭で納豆の品切れが続出していた。同番組は21日の放送を休止。今後について協議、検討するが、フジ内部から「番組継続は難しい」との声もあり、打ち切りは濃厚だ。』 

 我が家もこのところ冷蔵庫に納豆がいっぱい並んでいた。きっと「あるある」を見て買ったんだろうと冷ややかに眺めていたが、この捏造事件で熱が冷めたらしい。もう、冷蔵庫には入っていないだろうと覗いて見たら、如何せん。
 13パックの金の粒が一等地に保存されていた。ありゃ〜!熱が冷めた我が家は納豆が賞味期限を切れるまで居残る勢いなのだ。今度は誰も食べへんのか・・・。
 そんなあほな!

 近年、「コンプライアンス」という横文字がちょくちょく使われるようになった。これは、法令遵守という意味で言われたり、企業倫理・経営倫理との関連で論じられていることもあります。このところの不二家の事件や古いところでは三菱ふそうリコール隠しNHKの不祥事の多発 、雪印食品よる牛肉の産地偽装 など数えればきりがありません。

 今回も、フジテレビジョンの関連企業「日本テレワーク」と言う製作会社が関係しており、コンプライアンスを完全に無視した形で番組を制作していたことが判っている。2005年にも花粉症対策で番組が打ち切られているというし、要するに企業倫理がないのであり、こんな事だったらこの程度でいいんじゃないかというような視聴者を馬鹿にしたような製作倫理がまかり通っていたのだろう。

 こんな事信じる方が悪いのであり、スーパーの納豆が売り切れになると言う現象が異常である。日本の食文化西暦2千年を越えてまだ新しい健康食材が隠れているわけはあるまいに・・・。日本人総催眠術にかけられている様な単純民族になってしまった。危機管理はどうなっているのか末恐ろしい次第である。