日銀、政治圧力に屈服か?

cobayan2007-01-19

 『日銀は18日の政策委員会・金融政策決定会合で、追加利上げの見送りを賛成6、反対3の賛成多数で決めた。事前に政府・与党から強いけん制や反対論が続出していただけに、「日銀が政治の圧力に屈した」との観測さえ広がり、金融政策に対する信認が大きく揺らぎ始めた。』

 米国の景気は好調、円安ドル高の為替、原油価格の下落など、わが国の経済と企業損益にもプラスの材料が整っている。利上げを考えるなら昨日が絶好の機会であったのかもしれない。この発表で日経平均は100円以上も揚げ、日銀総裁の判断はよかったようにも思えた。
 しかし日が明けて19日には日経はジリジリ下げ始めている、きっときのうの上げ幅以上に下がるのかもしれない。

 短期で観ると利上げ見送りは市場にはプラス材料と言えなくは無いのであるが、我が国の金融政策の程度の低さを露呈した結果は、外人の日本株離れに繋がるのではないかと危惧する次第です。審議委員3人が金利据え置きに反対し、共同で利上げを提案したことも注目されるが、年度内の利上げの可能性も残すなど益々不透明な状況である。

 やはりきのう利上げしていた方が日本株上がっていたんじゃないのかな・・・。国を動かす為には命をかけるくらいの強い信念が必要だ。日銀総裁にその信念は伝わって来ないようだ。
 
 がんばれ、ニッポン!