スカイアクティブ第一弾、6月末発売予定〜マツダ

 マツダは18日、次世代パワートレーン技術「スカイアクティブ」シリーズの技術説明会を開いた。

 6月にも「デミオ」に搭載して市場投入する1・3リットルエンジンは、量産エンジンとしては世界初となる超高圧縮比14・0を実現。現行エンジンに対して11%の燃費改善を果たした。デミオの場合、アイドリングストップの採用やオルタネーターの制御改善なども行い、10・15モード燃費をリッター30キロメートルに引き上げる。

 スカイアクティブガソリンエンジンは、キャビティ付きピストンやマルチホールインジェクター、「4―2―1排気システム」と名づけた集合配管の採用などでノッキングを防止しながら超高圧縮比を成立。燃焼効率を飛躍的に高めることで、燃費改善を図ることをコンセプトにしている。

 ただ、新排気システムの採用は車台と並行開発し、必要なスペースを確保することを前提にしている。このため、今回は排気部分をクールドEGRに置き換え、搭載を可能にした。トランスミッションはCVTを採用した。


ロスを最小限に考えたエンジンがスカイアクティブだと思っている。ハイブリットを持たないマツダが必死で考えたエンジンは素晴らしい。これをハイブリットに積めばすごい燃費の車ができる。EVへの移行はもう少しかかるが、もっと頭を使ってわくわくするようなものを作ってほしいものだ。