木造一戸建て仮設住宅、一部完成

 地元の木材を使って安価に−。東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市など近隣自治体の住民向けに、同県南部にある住田町が木造一戸建ての仮設住宅を建設している。一部は既に完成しており、5月下旬までに計93戸が順次引き渡される。
 同町によると、仮設住宅は地元の木材を使った2DKで、費用は1戸当たり約250万円。プレハブ長屋型と比べ70万〜80万円ほど安い。結露も少なく、パネル工法のため解体後も再利用が可能という。
 建設工事は、廃校になった小学校の校庭や幼稚園の跡地など町有地3カ所で3月22日から始まっており、完成済みの13戸は2日に引き渡される。(2011/05/01-15:21)



 もちろん建築基準法に適合しているものである。仮設住宅であるにしても、250万円でできるのなら1千万円も出そうものなら結構いいものができるのであろうと考えるのは、震災で困っている方からすれば菅首相並みの空気読めない人間と罵りを被りそうである。

 今は早く仮設住宅を完成させていただきたい。そして、住み心地は悪いだろうけど、日本人として最低限度の生活をし、プライバシーが守れるように配慮していただきたい。職を見つけ、電化製品をそろえ、車を購入し、そしてもっと大きな自宅を建てるところまで戻ってほしい。

 失ったものを元に戻すのも難しいのに、復興のかじ取りがバタバタしていたのでは、人災は拡大するばかりである。