カーリング・・・ロシアに大逆転

 1次リーグ突破へ落とせない戦いだった。相手のロシアは前日まで2勝4敗。負けた方は上位争いから確実に遠ざかってしまう。前半の第5エンドを終えて0−6とされ、日本は思わぬ苦境に立たされた。
 しかし、そこからあきらめずに逆転。延長戦の末に白星を死守した。阿部監督は「こんな勝ち方はあまり記憶にない。誰もが勝てないと思っていた中だし、かなり大きい」と、拳に力を込めた。
 スキップの目黒らが精彩を欠いて大量リードを許した。監督は「負けたとしても次につなげないといけないし、さすがに先のことを考えた」と言う。第6エンドで3点を返した後に五輪初出場となる山浦を投入。セカンドの本橋をサードの近江谷と入れ替える布陣で勝負に出た。
 先攻の第7エンド。各選手が的確に石を配置し始める。重圧の掛かる場面が増えたロシアにミスが出て、3得点で追いついた。「後半は開き直った強さがあったと思う」とは目黒。第9エンドで3点を奪って9−8とすると、第10エンドは同点の1失点と引き換えに延長を有利に運ぶ後攻の権利を獲得。最後は復調した目黒が敵のガードストーンの脇を通して中央に置き、決着を付けた。
 厳しい出遅れから相手の自滅もうまく突いて大逆転。阿部監督が「ロシア(のミス)とかみ合ったが、こういう舞台では運が絶対に必要な要素」と話せば、「最後まであきらめずに立て直せたことは自信になる」と目黒。3連勝を目指し、夜にはこの日2試合目となるドイツ戦に臨む。

 カーリングは面白い!
なんて、テレビ中継に向いているスポーツなんだろうと感心してしまう。全員マイクを付けているから作戦が丸聞こえで、緊迫感も臨場感がある。だから試合に勝っても負けても面白い。美人もいるが、それなりのおばさんもいる、だから身近でいい。


 さあ、今日は2試合日本の午後はカーリングで熱くなる。メダルを気にしなくていいからいい試合をしてほしい。