0−0のままで終わっちゃった…「キリンチャレンジカップ2010」


 サッカー日本代表は2日、大分・九州石油ドームで「キリンチャレンジカップ2010」のベネズエラ戦に臨み、0−0で終えた。


 日本は、2006年ワールドカップ・ドイツ大会以来の代表戦出場となる小笠原満男をはじめ、稲本潤一遠藤保仁らが先発に名を連ねた。 試合開始とともに主導権を握った日本は、中盤で細かくパスをつなぐサッカーでベネズエラ陣内に攻め込むも決定機を作れず。16分には小笠原が強烈なミドルシュートを放ったが、相手GKに阻まれた。終半も両者共に決め手を欠く内容であった。


 後半、金崎夢生(20)選手が交代したが、三重県津市出身である。なかなかのイケメンで、プレイは切れがありスピード感の表現は他にはちょっと出来ない。小学校は南が丘小でフットサルの「津ラピドFC」に所属、そして11人制の「セントロ津南」にも所属し、安濃町(現在津市)の東観中学で県3位、その後兵庫の滝川第二高等学校に進んでいる。滝川では全国高校選手権8強、3年時に全日本ユース選手権(U―18)優勝という輝かしい実績である。


 小学校で始めたフットサルであるが、「津ラピドFC」はなかなか強い、「むう」が5年生のときには全国3位、そして昨年の第18回全日本少年フットサル大会では優勝に輝いている。小学校でフットサルで目覚めた少年がJリーグで騒がれる男になるためにはいろんな努力があっただろうが、彼のプレーの礼儀正しさや、周りに与える好感は持って生まれたものであろうか。


 彼は今年から名古屋グランパスでプレイすることが決まったが、今日の試合を見ても、彼が出れば盛り上がる。今後の活躍を期待する。