日大4年ぶりV ダニエル最終区で逆転

 第41回全日本大学駅伝対校選手権大会日本学生陸上競技連合朝日新聞社テレビ朝日メ〜テレ主催、JAバンク特別協賛)は1日、名古屋市熱田神宮から三重県伊勢市伊勢神宮までの8区間106.8キロに26チームが参加してあり、日大が4年ぶり3度目の優勝を飾った。日大は10月の出雲全日本大学選抜駅伝に続く制覇となった。史上最多タイの4連覇を狙った駒大は7位に終わった。
レースは序盤から順位が変わり、各チームが競り合った。3区まで首位の駒大は4区で13位に沈み、早大がトップに。しかし、5区で明大が首位に立ち、最長区間の8区へ。3位でたすきを受けた日大のダニエルが、東洋大を抜くと、トップを走っていた明大も逆転した。 2位は東洋大、3位は明大、4位は早大、5位は山梨学院大。6位の中大までが来年のシード権を獲得した。


 テレビ中継を見てたら、生で見たくなったので近くのイオンスーパーの駐車場に止め、観戦した。5区 三重県津市河芸町 給水所のすぐ近くである。その時のトップは早稲田・三田、今年こそ優勝を・・・と早稲田を応援したが、その後ペースは落ち明大・安田が襷を渡した。その後明大はトップを維持したが、日本大学 ギタウ・ダニエルに最終8区で逆転された。


 しょうがない、ダニエルは今年の箱根で20人抜きをやってのけた怪物である。今日の三重県ぽかぽか暖かく、雨の予報も当たらず、なんとか天気は持った事だけでも良い日だったのだろう。


 駅伝は面白い、襷を次の選手にで繋ぐのある。この駅伝は熱田神社から伊勢神社までの約100キロ強を8人で走る。選手たちにはどうでもいいことだが、熱田さんからお伊勢さんまで縁起がいいのかひたすらに走る。


 そういえば、明後日11月3日は伊勢神宮宇治橋渡始祭(うじばしわたりはじめしき)が取り行われる。式年遷宮の4年前に架け替えられることになった宇治橋は11月3日に渡り始めで夜には提灯行列まで行われる。この渡始祭には、「渡り女」の役に地元の老婆が担い、先頭に立ちその後その一族の三代そろいの夫婦が渡ります。全国から選ばれた三代夫婦も参加します。


 これこそ襷を繋ぐことのように思えてなりません。延々と世代を超え繋いでいく、この大学生の走りの先頭には老婆がしっかりと歩いているような、くだらんことを想像し駅伝を見ておりました。