ブラウンGP、強い!・・・バトン4連勝

自動車レースのF1世界選手権シリーズ第7戦、トルコ・グランプリ(GP)は7日、当地のイスタンブールパーク(1周5.338キロ)で58周の決勝を行い、予選2位のジェンソン・バトン(英国、ブラウンGPメルセデス)が1時間26分24秒848で4連勝し今季6勝目、通算7勝目を挙げた。中嶋一貴(ウィリアムズ・トヨタ)は12位だった。
 2位はマーク・ウェバー(オーストラリア)、3位は予選1位のセバスチャン・フェテル(ドイツ)のレッドブルルノー勢。トヨタヤルノ・トゥルーリ(イタリア)が4位、ティモ・グロック(ドイツ)も8位でダブル入賞を果たした。

 


 ブラウンGPも他のチームの追い上げでそろそろ優勝もも難しいだろうと言われていたが、蓋を開ければトップ独走だ。


 前日の予選ではセバスチャン・ベッテルレッドブル)にポールポジションを奪われ、KERS非搭載のブラウンGPでは善戦すれども、このイスタンブール・スピードパーク・サーキット(1周/5.338km、7日決勝58周/309.396km)を勝つことは難しいと予想していたが、見事優勝してしまった。


 ブラウンGPはホンダF1撤退に伴いエンジンをホンダからメルセデス製に変えている、これが功を奏しバランスの良い、操作し易い車になりドライバーの負担を軽減した。尚且つ、KERS非搭載という事から搭載車よりも30kgは少なくて済み、エンジンへの負担も少ないわけだ。ホンダ撤退に伴い弱小チームに勝利の女神が付いていることは、観戦する方もうれしいのである。