さだまさしさん、浄土宗の記念曲制作…CD原盤を奉納



2011年に迎える浄土宗の宗祖・法然上人800年大遠忌(だいおんき)の記念曲を、歌手・さだまさしさん(57)が制作し28日、京都市東山区の同宗総本山・知恩院で、CDの原盤を奉納した。

 「精霊流し」など愛や生命に関する楽曲を多く手がけてきたさださんに、同宗が06年、依頼。「いのちの理由」という曲名で、「父と母とに出会うため」「愛(いと)しいあなたに出会うため」などと、ゆったりとした楽曲に合わせて表現している。

 記者会見で、さださんは「誰もが幸せになるために生まれてきたことを力まずに伝えたかった」と語った。同宗はCDを約7000寺院に配布し、教化活動に使うという。


知恩院(ちおんいん)は京都・東山三十六峰のひとつである華頂山の麓に、大小百六棟に及ぶ伽藍がひろがる、浄土宗総本山である。本尊は法然上人像(本堂)および阿弥陀如来阿弥陀堂)、開基(創立者)は法然


 このお寺さんは『おてつぎ運動』という、「手から手へ」伝えていく「手次(てつぎ)」というみ教えを伝える活動をしているところである。だから、さだまさしさんの歌もなにか分かるような気がする。大遠忌(だいおんき)というような難しい言葉で書かれているが、命日法要の事であり、開祖の800年目の法要は平成23年3月27日に行なわれることになっている。


 年をとると日本庭園に興味が湧き、のんびりと庭を眺める楽しみが分かってきた様な気がしているのである。そして知恩院の小方丈(こほうじょう)の 東側の庭園には、「二十五菩薩の庭」と呼ばれる、阿弥陀如来西方極楽浄土から25名の菩薩を従えて来迎する様を石と植込みで表現した庭がある。写真でしか見たことは無いが、時空を越えた力強さを感じ、一度見たいと思っていたところである。時間があると京都に脚を運ぶことが多いのであるが、次は小方丈庭園とさだまさしさんのCDを土産に・・・なんて思った次第です。