こりゃ、凄い!・・・映画「GOEMON」

公開中の映画「GOEMON」の「大ヒット御礼舞台あいさつ」が5日、全国5都市で開かれた。主演の江口洋介(41)は女優・広末涼子(28)と名古屋と大阪を、「ガレッジセール」のゴリ(36)は紀里谷和明監督(41)と札幌と福岡をそれぞれ巡り、夜に東京で集結した。終了後にはビールかけで“天下統一”を祝った。同作は世界8カ国での公開が決定。次は世界制覇を目指す。

  ◇  ◇

 大盗賊・江口五右衛門が、列島のハートを盗んだ。

 5並びで「五右衛門の日」というこの日、江口は朝8時に東京を出発し、広末とともに名古屋、大阪で舞台あいさつを行い、飛行機で東京に戻るという石川五右衛門ばりの“高飛び”ぶり。ゴリは札幌から空路で福岡へ飛び、再び飛行機で東京に戻るという、列島縦断する“天下統一の旅”となった。

 4人は夜7時30分に東京に帰還。ゴリは「江口さんと広末さんに会えてホッとした…」と疲労困ぱい。江口は「やっと映画が観客の心に入って、歩き出した」と手応え。広末からは「『おくりびと』と同じ07年に撮影した作品。いい結果が出る予感がします」と“賞獲り宣言”も飛び出した。

 打ち上げは、前代未聞のビールかけ。屋外の特設会場でスタッフ50人とビール300本をかけあった江口は、びしょびしょで目を真っ赤にしながら「気分爽快!」と妻で歌手の森高千里の代表曲でガッツポーズ。ゴリも「お前さんたちよく頑張った」とWBCでの原監督をもじって雄たけびをあげた。

 1日に封切られた同作は、5日間で50万人を動員。さらにフランス、英国など8カ国での公開も決定している。5月末から始まるカンヌ国際映画祭でのマーケットでも上映予定で、共同配給のワーナーは「公開国はさらに伸びるはず」と自信を深める。GOEMONの華麗な泥棒劇は世界を震かんさせそうだ。


 時代物は今、当たるのである。この「GOEMON」はヒット間違いなしの作品である。時代設定は良く分からないが、信長、光秀、秀吉、のストーリーに石田三成霧隠才蔵徳川家康服部半蔵最後に五右衛門である。キャストを見ると非常に面白い。


 監督は最近めきめき話題を振り撒く紀里谷和明監督である。どうでもよいがもちろんあの宇多田ヒカルの元夫であり、光秀役として自身も出演している。キャストの中で外国人はチェ・ホンマンであるが、秀吉の護衛役で我王を演じている彼は一部の韓国国民から避難をあびている。たぶん朝鮮征伐の怨念が今だ文化として残っているからであろうが、見るほうにはそんな意識は毛頭ないのである。


 しかし、紀里谷和明監督は絵になる男のひとりであるが、CGを駆使した映画がどんなに心に残るのか楽しみである。早く見たいと思っている。



「GOEMON」のオフィシャルホームページ。
http://www.goemonmovie.com/index.html