女子高生プロ野球投手誕生か・・・・。

 来年4月に開幕する野球の「関西独立リーグ」の入団テストが4日まで神戸市であり、横浜市吉田えりさん(16)=川崎北高2年=が男子に交じって最終選考に残った。

 小学2年から野球を始め、右横手から投げるナックルが持ち味の投手。身長155センチの細身ながら、実戦形式のゲームで1回を投げ、男子打者を翻弄(ほんろう)した。

 16日の独自のドラフトで指名されるとみられ、女子プロ誕生が濃厚に。「野球選手が夢だった。自信がついた」と、早くも“プロ級”の笑顔を輝かせた。



 プロ野球日本シリーズは巨人と西武との間で熱い戦いをしているが、来年4月からリーグ戦の開始を目指している関西独立リーグ神戸総合運動公園内の球場で入団テストを行なった。この独立リーグはすでに「大阪ゴールドビリケーンズ」(大阪)、「神戸9クルーズ」(兵庫)、「明石レッドソルジャーズ」(兵庫)、「紀州レンジャーズ」(和歌山)がチーム発足を決めており、他にもチーム結成の動きがある。


 吉田えりさんは1992年1月17日、川崎市生まれの16歳である。小学2年から野球を始め、中川西中では野球部で正一塁手。川崎北高に進学後は、硬式野球のクラブチーム、千葉熱血MAKING、西多摩倶楽部と渡り歩き、今年9月から女性クラブチームの朝日トラストに所属。155センチ、50キロ。右投右打。


 女子がプロとしてやっていくにはかわいくなくてはいけない。私的ではあるが、欽ちゃん率いる茨城ゴールデンゴールズのヒロイン・片岡安祐美さんのような人材を捜しているような気がするから入団は間違いないだろう。今回もトライアウトには2歳年上の帝京三高(山梨)投手だった兄と挑んだが、兄は1次落ち、彼女だけが残ったのである。父親の吉田勇さん(45)をも野球をやる野球一家、こんな家庭から日本プロ野球史上初になるケースが生まれるのかもしれない。