両横綱に苦言

 町村信孝官房長官は26日午後の記者会見で、大相撲夏場所千秋楽で朝青龍白鵬の両横綱が取組後に土俵上でにらみ合ったことについて「横綱は強いだけではいけない。横綱としてもう少し成長してもらいたい」と苦言を呈した。町村長官は両横綱の取組を自宅でテレビ観戦したといい、「殴り合いのけんかでも始まるような妙な雰囲気だった」と語った。

 


そうだろうか・・・。あの場面のビデオを見たが、あまり感じなかった。勝負師が相手に対してにらむのは当たり前のことで、北の湖理事長(元横綱)がやってはいけないと言ったり、ましてや一国の官房長官が両横綱に苦言なんてのはとんでもない話だと感じた。

 言ってしまったことはしょうがないにしても、2人のモンゴル出身の力士は横綱にふさわしくないと遠まわしに言っている。横綱に推薦した横綱審議委員会のメンバーは責任取れ!と言っているようだ・・・。

 昔、元・横綱千代の富士も若いころ相手の力士と立会い前ににらみあいをしていたもんだが、結構見ていて面白いものだ。朝昇竜が取組後審判長席にいる千代の富士九重親方をにらむ姿は案に、目で俺に文句あるかと言っているようだが真意はわからない。

 相撲はテレビ観戦スポーツである。最近白鳳は日本の風土になれ、日本人の心をつかむことこそ、長く横綱の地位を守る事だと気が付いてきた。朝青龍と仲がよくないことをアピールし、彼に勝ち優勝することこそ、目的である。今回は琴欧洲を優勝を取られたが、来場所から新しい作戦を練るのであろう。

 面白くなってきたのである。