中国・四川大地震


 中国・四川大地震の発生から3日目を迎えたが、日を追って被害が甚大になっていく。大きい天災は震源地に近いところの情報が入るたびに被害が大きく塗り替えられれる。現地の写真や被災者の泣き叫ぶ声を聞くとやりきれない。天災が起こったことはしょうがない、しかし建物の強度不足による被災や救援の遅れは人災である。これは、国家が責任を採らねばならない問題である。


 この地震温家宝総理が緊急対策会議を招集、被災状況と救援活動を分析、わかりやすく4点を指示した。

  1. 迅速な人命救出
  2. あらゆる代償を惜しまず、日夜道路復旧に取り組む
  3. 衛生部は各地の医療スタッフを被災地に動員
  4. 被災者の適切な避難

 今も1万人もの人が生き埋めになっているという、総兵力200万人以上いると言う軍隊、10%くらいの人員を派遣して救助すべきと考えるが自国のことでも動きは鈍い。
 ミャンマーの大型サイクロンでの対応とは大きな違いが出てきているが、ミャンマー軍政が支援物資を自力で配給するとの強硬姿勢にあるのも中国との関係があるためだと言われている。チベット問題、ミャンマー問題、四川大地震の問題とオリンピックの直前に中国は大きなハードルを越えなければならない。