改正遺失物法

 落とし物の取り扱いについて定めた改正遺失物法が、12月10日に施行された。落とし物情報を都道府県警のWebサイトで検索できるようにして落とし主への返還率アップを目指しているほか、拾得物の保管期間を6カ月から3カ月に短縮し、保管費用の削減を狙う。同法の改正は約50年ぶり。


「落とし物」が非常に多いそうで、警視庁だけで約232万件(H18年度)あったそうな。

  • かさ  (42万本)
  • 財布類 (20万個)
  • 携帯電話 ( 9万台)

 ちょっと考えると、ゴミなのか遺失物なのかわからないものがあるそうだが、警察は届けに対して、拾得物件預り書を作成し管理しなければならない。そして保管というから、これにかかる人件費はバカにならない。傘だって100円から1万円以上する傘もあるから、リサイクルに回す事も法律上難しい。

 電車に忘れられた本などは駅構内(東京駅)に本棚があり、ご自由にお読みくださいとただでもらえる所もあると聞いたが、読み終わったら返すというような無人図書館みたいなところがいっぱいできれば楽しいだろうと想像する。

 しかし、50年ぶりに改正された遺失物法、保管期間を6カ月から3カ月に短縮なんてこと言わず、金額や価値によって期間を短縮しても良い様な気がする。もっと粋なところも織り込めばと残念な気がする。