ちょっと余談



 さて、さて、冷たい土鍋に猫は入って気持ちいいのであろうか・・・。
こんな狭いところに押し込まれて蓋でもしたら動物虐待になってしまう。それを思うと癒しなんては言ってられないが、猫にとっては丸まって眠る土鍋は保温性がよいから過ごしやすいのかも知れない。写真集を覗いて見ると家の土鍋と同じのが映っている。と言うことは全国シェアー70パーセント以上と云われる三重県四日市の「万古焼き」が使用されているのが嬉しい。三重の住民としては『猫鍋』よりも『「万古焼き」の土鍋』のほうに興味が湧く。


万古焼き
やきものというのはほとんど生産地名が付いているが万古焼きは例外である。今から289年前の享保3年万古焼の祖・沼波弄山(ぬなみろうざん)は、「万古」あるいは「万古不易」、すなわち「永久に変わらない」という言葉の刻印をやきものに押していたことが名前のいわれであり、現在に受け継がれている。毎年5月には、四日市市陶栄町の万古神社で「万古まつり」が開催され、私も毎年楽しみにしております。